物流担当者が知っておきたい主要宅配業者各社の特徴

ワザモノ編集部

流通業で荷物を発送する際に、必要となるのが配送業者です。配送事業によって価格やサービス内容は異なってくるため、どうしても「自社に合った業者選びに迷ってしまう」といった声も数多く聞かれます。今回は、そのような企業様、物流担当者様に向けて、5つの主要宅配業者の特徴に関して、詳しく解説をいきたいと思います。

 

5社の主要宅配業者

 

業界にはさまざまな宅配業者が存在していますが、自社の提供サービスに適した宅配業者はどこなのか分からない、といった担当者も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、業界内で主要と言われる下記の5社について比較していきます。

 

  • ヤマト運輸の宅急便
  • 佐川急便の飛脚宅配便
  • 日本郵便のゆうパック
  • 西濃運輸のカンガルー特急便
  • 福山通運のフクツー宅配便

 

なお、上記5社の2021年度の宅配便市場シェア(国土交通省調べ)においては、ヤマト運輸が1位で46.6%と宅配便市場で約半数近くを誇っています。つづいて2位は佐川急便で28%、3位は日本郵便で20.2%、4位は福山通運で2.9%、5位は西濃運輸で2.1%となっています。

 

自社の商品や商品の特徴、宅配業者の特徴を交え、自社に最適な宅配業者を比較・検討していきましょう。

 

主要宅配業者1:ヤマト運輸

 

ヤマト運輸の主要宅配サービスは、「ヤマト運輸の宅急便」です。ヤマト運輸の特徴としては、拠点を細分化していることが挙げられます。その結果、業界内屈指の配達スピードを誇るります。特に顧客までに商品が届くまでの配達スピードを求めている企業には適したサービスといえます。

 

また、個人・法人問わず、幅広いサービスを展開しているのも特徴の一つです。荷物の長辺・短辺・高さの合計が60cm未満の場合は宅急便コンパクト、冷蔵・冷凍品であればクール宅急便といったサービスを展開しているので、用途にあったサービスを選ぶことができます。

 

さらに、納品時間が細かく指定が可能だったり、破損や紛失が少ないなど輸送品質も高いといわれています。

 

主要宅配業者2:佐川急便

 

佐川急便の主要宅配サービスは、「飛脚宅配便」です。ヤマト運輸の宅急便と並んで、迅速な配達を行ってくれる宅配業者となっています。

 

宅配便の規定以上の大きさにも対応しており、業界トップクラスの規格容量を誇る「ラージサイズ便」のサービスも提供しているため、大きな商品を顧客に送る場合に重宝します。また、飛脚ハンガー便というサービスもあり、こちらは衣類をハンガーにかけたまま発送することができるサービスなどさまざまなサービスを提供しています。

 

冷蔵・冷凍品を送るための飛脚クール便もあって、三辺の合計140cm以内、重量30kg以内と、他社のクール便と比べてこちらも送れる容量が大きいことが特徴です。それ以上の容量でも相談次第で発送することが可能という点も魅力といえるでしょう。

 

主要宅配業者3:日本郵便

 

日本郵便の主要宅配サービスは、「ゆうパック」であり、日本全国の郵便局で発送・荷受が行えます。営業所数は全業者の中で最も多く、発送する際に荷物を持ち込んだり、荷受をする際の営業所止めなど、近くの営業所を利用することができます。

 

また、荷物の内容ごとに様々なサービスが展開されており、例えば書籍やCD・DVDなどを専用としている「ゆうメール」、重さが25キログラム以上30キログラム以下の荷物に特化した「重量ゆうパック」、午前中の差出で当日中に配達(対象エリア内のみ)してくれる「当日配達ゆうパック」などがあります。ほかにも、冷蔵物を配達するための「チルドゆうパック」など、それぞれのニーズにあったサービスがそろっています。

 

主要宅配業者4:福山通運

 

福山通運の主要な宅配サービスには「フクツー宅配便」があります。フクツー宅配便と全く同じ大きさ・重さの荷物を低価格で輸送する「パーセルワン」といったサービスもあります。このパーセルワンは法人のみが利用可能となっており、法人からの発送で法人宛への宅配のみ対応となっています。

 

また、台車に複数の荷物を入れて同じ場所に運ぶ「スペースチャーター便」というサービスもあります。こちらは、店舗への卸し作業や、会社に会議用の資料を送るなどを行うのに非常に便利で、こちらも法人のみが利用可能なサービスとなります。

 

主要宅配業者5:西濃運輸

 

企業間の物流において業界最大手ともいわれる西濃運輸の主要宅配サービスには、「カンガルー特急便」があります。カンガルー特急便はDoor to Doorをモットーに、集荷からお届けまで一貫してサービスです。超大型の荷物や複数の小口の荷物にまで幅広く対応しています。縦、横、高さによるサイズ規定はなく、重量と輸送距離で料金が算出され、その最大重量は1500kgと、業界でもトップクラスを誇ります。

 

冷凍・冷蔵品の荷物を運ぶチルド便のほかに、事業所宛の20キログラムまでの小さな荷物を送るのに最適なカンガルーミニ便、機密文書や重要書類を配送してくれるカンガルー貴重品輸送サービス、書類やカタログなどを投函配送してくれるカンガルーPostalメール便などさまざまな輸送サービスを展開しています。

 

ニューウェイは「安心・納得」の価格にて輸送サービスをご提供!

 

今回は主要宅配業者の特徴や料金についてご紹介してきました。ご紹介した料金は一般価格ですが、企業などの法人で契約する場合は、商品の量やスキーム等によって大きく異なってきます。

 

まずは、しっかりと自社の商品や理想とする配送サービス、顧客の特徴をつかんで、自社の物流にあった宅配業者を比較・検討して見つけていきましょう。

 

もちろん!ニューウェイでも商品の輸送サービスをご提供しております。ニューウェイとしてのご提供価格については、ご商材や物量により一般価格より安価に、そして最適な価格にてご提案させていただいております。

 

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