自社の商品を守るために知っておきたい気泡緩衝材の種類と選び方

ワザモノ編集部

BtoBやBtoCのビジネスを行うにあたって、自社商品を消費者の手元に運ぶまで傷付けたり、破損しないようにすることは非常に重要なポイントです。大切な商品を守るためにも自社に合った気泡緩衝材を選ぶことが必要となります。今回は、物流担当者が知っておきたい気泡緩衝材の種類や選び方についてご紹介します。

 

気泡緩衝材とは

まず、気泡緩衝材にはさまざまな名称があります。パッキンやエアパッキン、エアクッション、エアマット、キャプロン、エアーバックなどと呼ばれることもあります。これらの名称はいわゆる登録商標であり、正式名称は「気泡緩衝材」です。

気泡緩衝材とは、ポリエチレンシートを加工して、その中に丸い気泡が含まれるようにしたものです。この気泡の部分が弾力性を発揮して、商品が傷ついたり、箱のなかで移動してしまうことを防ぐ働きをしてくれます。

 

気泡緩衝材の役割

気泡緩衝材には次の3つの役割があります。

 

持ち運び時の衝撃から商品を守る

最も重要な役割が、この衝撃から商品を守るということです。気泡緩衝材は、数ある緩衝材のなかでも、とくに衝撃に対して強いことが特徴だと言えます。

 

段ボール箱など商品を梱包する箱の隙間を埋める

気泡緩衝材の使い方としては、商品と段ボール箱などの隙間を埋めるという役割もあります。これによって、商品が箱のなかでずれたり動いたりすることを防ぐことができます。

 

商品が水濡れしたり、湿気にさらされないようにする

気泡緩衝材はポリエチレンシートで出来ているため、耐水性に優れています。そのため、商品が湿気を含んでしまったり、水濡れを防ぎたい場合にも使用されます。

 

気泡緩衝材の種類

気泡緩衝材には構造と大きさなどが異なる様々なタイプがあります。

 

構造

2層タイプ

通常使われている気泡緩衝材はこのタイプが多いです。2枚のポリエチレンシートを組み合わせて出来ており、1枚のほうは平面で、その上に気泡を施したポリエチレンシートを貼り付けて出来ています。下で説明する3層タイプと比べると、柔軟性が高いことが特徴となっています。

 

3層タイプ

最近使用する機会が増えてきているのが、こちらの3層タイプのプチプチです。こちらは、気泡がある面にもポリエチレンシートが張られており、2層タイプと比べるとより衝撃に対して強く、大きな製品や重い製品を梱包するのに適しています。

 

大きさ

小粒(#20)

小粒の気泡緩衝材は、気泡の直径が約7mm、高さが約2.5mmとなっています。通常のプチプチと比べると柔軟性に優れているため、小さな商品を包むのに適しています。

 

中粒(#38)

中粒の気泡緩衝材は、気泡の直径が約10mm、高さが約4mmとなっています。対応できる商品が多く、取り扱いがしやすいの特徴です。一般的に多く使用されています。

 

中大粒(#60)

中大粒の気泡緩衝材は、気泡の直径が約20mm、高さが約8mmとなっています。パソコンや電気製品など、やや大きめの商品を包むのに適しています。

 

大粒(#80)

大粒の気泡緩衝材は、気泡の直径が約32mm、高さが約13mmとなっています。大型の製品を包んだり、段ボール箱の下に敷く、といった使い方をされることが多いです。また、大型の商品を直接包む場合もあります。

 

気泡緩衝材の選び方

電子部品や文房具、食器類

これらの商品には、2層小粒~中粒タイプのプチプチを使うことが一般的です。商品全体をプチプチで包むようにし、段ボール箱の隙間は厚紙や発泡スチロールなどで埋めます。

 

食品や飲料

食品や飲料などは嵩が張ることも多いので、2層中粒~大粒タイプのプチプチを使うことが一般的であす。とくに大きなものはそのままラベルを付けて発送する場合もあります。

 

衣料品

衣料品は柔軟性があるので、衝撃で壊れることは稀ですが、水濡れや湿気を防ぐためにプチプチを使う場合があります。この際に使用されるのは、主に2層中粒タイプのプチプチです。

 

家電製品やPC

家電製品やPCは水濡れに弱いため、2層中粒~大粒タイプのプチプチで包む必要があります。ただし、衝撃に弱いため、段ボール箱の隙間部分には、発泡スチロールなど別の緩衝材が使われることが多いです。

 

家具

椅子やサイドボードなど小~中型の家具は、2層中粒~大粒のプチプチで梱包するのが一般的です。ただし、強度を高めるために、2層タイプではなく3層タイプが使われることも多くなっています。

 

 

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今回は気泡緩衝材の種類や選び方についてご紹介してきました。

 

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