在庫を効率的に管理!適正在庫を保つための3つのポイント

ワザモノ編集部

2020-09-11

商品の開発や生産から販売など物流を行っている事業者にとって、「在庫」は必要不可欠なものです。ただ、流通業を行う上では、在庫の存在を持つことは、時と場合によっては不要な経費やビジネスチャンスの喪失にもつながりかねません。今回は、適正な在庫を保つためのポイントを詳しく解説していきます。

 

適正在庫の意味と目的

 

適正在庫とは、商品の在庫を適切に管理するための考え方のひとつであり、過剰在庫で不要なコストを抱えてしまうことと、欠品・品切れによるビジネスチャンスの損失のバランスを取り、さらにさまざまなコストを考慮したうえで、導き出される最適となる在庫数のことをいいます。

 

適正在庫を保つということは、在庫切れを起こさない範囲で限界まで在庫を減らし、企業のキャッシュフローを健全化、そして売上を最大化するためにもとても重要なことといえます。

 

物流担当者が覚えておくべき適正在庫の求め方

適正在庫を出す前に理解しておくべき「リードタイム」と「安全在庫」

適正在庫を計算する上で大切なのが、「リードタイム」と「安全在庫」です。

 

リードタイム

  • ・発注リードタイム 材料を発注してから、工場に届くまでにかかる日数
  • ・製造リードタイム 生産開始から生産が完了するまでにかかる日数
  • ・出荷リードタイム 製品を出荷してからお客様のもとに届くまでにかかる日数

 

リードタイムには上記の3つが存在し、これら3つを足した時間を「総リードタイム」と呼ばれています。

 

安全在庫

安全在庫とは、需要の変動などで生じる不確定な要素による欠品を防ぐための在庫を意味します。

 

安全在庫は以下の公式で求められます。

 

安全在庫 = 安全係数 × 使用料の標準偏差 × √(発注リードタイム + 発注間隔)

 

安全係数は、欠品を許容できる欠品率に対する数値をさしています。そして、この数値は以下のように定められています。

 

欠品許容率 1% 5% 10% 20% 30%
安全係数 2.33 1.65 1.29 0.85 0.53

 

使用料の標準偏差は、過去の使用量から求められます。

 

ただし、上記の安全在庫は最低限の在庫数となるため、急な出荷量の増加などは対応ができません。それを防ぐために、安全在庫と経営戦略上の在庫を合わせた「クッション在庫量」の算出も必要です。

 

クッション量在庫 = 安全在庫 + 経営戦略上の在庫

 

理解したうえで適正在庫を求める

適正在庫に関しては、以下の公式により算出されます。

 

適正在庫 = (総リードタイム ー 要求納期の日数) × 1日の生産量 + クッション量在庫

 

要求納期とは、エンドユーザーが望む納期を意味します。

 

上記の公式によって適正在庫を算出することができれば、過剰在庫を保持することはなくなるでしょう。

 

ただし、急な需要があった場合は、当然足りなくなります。そのため、予め商品が求められる時期などを予測し、クッション量在庫を増加させて算出した商品を保管しておくことが大切です。

 

基本的には要求納期より総リードタイムの方が長くなりますが、オーダー商品などは注文後に商品を作り始めるため、要望納期より総リードタイムの方が短くなります。そのため、オーダー商品においては、在庫は必要ないということになります。

 

適正在庫を保つための3つのポイント

ポイント1:在庫補充の方法を見直す

過剰在庫が起こるのは発注時のオペレーションに問題があることがあります。これを避けるためには発注についてきちんと理解をしておく必要があります。

 

発注方法には主に以下の2つが挙げられます。

 

①定期発注方式

定期発注方式は、発注間隔を一定にし発注する方式です。発注量は都度需要にあわせて変更する必要があるため、急な需要の変化などに対応させやすいのが特徴となっています。

 

②定量発注方式

定量発注方式は、在庫量が予め設定しておいた在庫まで数が減った際に、減った量を発注する方式をいいます。つまり、発注する時期は異なりますが、発注量は毎回変わらないということになります。毎回同じ量を発注することになるため、発注管理がラクになったり、発注量を間違えにくいという特徴があります。

 

ただし、在庫が増えやすいという側面もあるため注意が必要です。

 

自社の商品の出荷スピードや顧客のニーズに合わせて発注方式を検討するようにしましょう。

 

ポイント2:在庫を減らす

適正在庫を求めたると、多くの企業で過剰在庫の傾向があるといわれています。自社商品の売れ行きなどから適正在庫を求め、保有する在庫を減らし、適正在庫に寄せていく事が大切です。また、将来的な需要を見据えながら、見極めていく判断力を養うことで、その時々にあった適正在庫を保っていくことが可能です。

 

ポイント3:需要予測

情報に溢れた現代社会では、常に需要や流行を予測し、在庫をなるべく抱えない事が重要となっていきます。適正在庫を見極めて把握をしつつ、コストを抑えた上で事業運営をしていくことが必要です。

 

無駄な在庫を抱えず最適な運用を!

 

今回は適正在庫のノウハウについて解説してきました。

 

適正在庫は、自社物流を築き上げていく上で、しっかりと把握する必要がある重要なポイントです。それを軽視すれば過剰在庫やビジネスチャンスの喪失にもつながります。

 

しかし、自社できっちりと在庫を管理していくのは非常に難しかく、時間や労力がかかるなどのさまざまな問題が生じてきます。無駄な在庫を抱えずに最適な運用をしたいが、なかなか自社だけで行うには限界があるという場合には、アウトソーシング事業に特化した企業へ委託することも一つの手だと思います。

 

株式会社ニューウェイは、流通業のアウトソーシング事業に特化し、アウトソーシング事業の導入や、物流コストの削減・見直し、さらには流通全般のサポートを行い、時代の需要や流行に沿った流通システムの見直しのお手伝いを致します。

 

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