自社の課題を明確にするために知っておくべき「ミクロ物流コスト」と「マクロ物流コスト」

ワザモノ編集部

2020-09-10

近年はインターネットが社会インフラ化したことで、EC(電子商取引)の利用が加速度をあげて増加しています。顧客とのタッチポイントが多様化しても、ユーザーのもとに商品が届くまでを担う物流が欠かすことのできない存在であることには変わりありません。

 

物流にかかる費用(物流コスト)を把握しておけば、無駄なコストをかけずにすみますし、事前に物流コストを予測することができるので、収益計画に具体性を持たせることもできます。そこで、今回は物流にかかるコスト「ミクロ物流コスト」と「マクロ物流コスト」についてご紹介します。

 

物流コストは大きく2種類に分けられる

 

物流コストは大きく「ミクロ物流コスト(会社物流コスト)」と「マクロ物流コスト」の2種類に分けられます。

 

ミクロ物流コスト

日本ロジスティクスシステム協会によると、ミクロ物流コスト(企業物流コスト)は、「荷主会社(子会社を含む)に実施したアンケート調査を元に、売上高に対して物流コストがそれぐらいかかっているかといった比率の平均値を示したもの」で、おおむね、前年度の実績値が公表されることになっています。

 

日本経済は生産性の低さが指摘され、その要因として高コスト体質であることが背景にあるとされていますが、物流コストの高さも高コスト体質の要因となっています。

 

ミクロ物流コストは売上高に対する物流コストの比率を表した数値なので、この部分を低く抑えることができれば、売上げの中でコストが圧縮されて利益を生みやすい体質に近付くことができます。

 

高利益体質な企業はミクロ物流支出を抑えられているともいえ、各社の取り組みなどを参考にしながら、自社の課題を見つけて改善することで高い利益率を生み出せる可能性は高くなります。

 

マクロ物流コスト

日本ロジスティクスシステム協会によれば、マクロ物流コストは「国内全体の物流コストを国民経済の的観点でマクロ統計から推計した数値」とされています。

 

こちらは、発表までに時間経過のずれが生じるために前々年度までの数値が対象となって計算されています。マクロ物流コストはその比率が低下することで、物流コストが加えられなくなり、物価が安定期に推移することに繋がります。

 

逆に物流コストが上昇しているのに物価がそのままだと、企業は収益を上げづらくなってしまうためさまざまなものを値上げせざるを得ず、マクロ物流コスト比率の上昇は物価の上昇を促すことに繋がります。

 

ミクロ物流コストとマクロ物流コストから見えること

 

これらのミクロ物流コストは、マクロ物流コストととともに「公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会」が毎年統計を発表しており、ホームページ上などで誰でも数値を把握することができます。

 

協会が発表している数値と自社の数値を比較することで、自社の課題を見つけることができるようになります。ミクロ物流コストとマクロ物流コストは自社の物流をきちんと機能させるための、そして業務の見直しによりコスト削減を行い収益を確保するのための「道しるべ」といっても良いかもしれません。

 

自社のコスト面を改善するための4つの改善策

 

物流コストを抑制することができれば、企業はその分の収益を確保できます。具体的な削減ポイントは4つあります。

 

ポイント1:輸送費

1つ目は輸送費です。配送手続きは段取りよく、スムーズに行うことが大切です。また誤った配送先に届けてしまったり、配送先が不在で再配達になる、といったことをどの程度防ぐことができるかも輸送費に影響する大切なポイントです。

 

ポイント2:人件費

2つ目は人件費です。ミスがないかのチェックをきちんとできる管理体制を構築しつつ、いかに少ない人員で最大のパフォーマンスを発揮できる人員配置をすることが鍵となります。

 

また、バーコードの導入やシステム管理を導入することも有効です。これらを導入することで、人員を少なくし、かつ、効率よく作業が行えることから労働時間の削減も見込むことができます。

 

ポイント3:保管費

3つ目は保管費で、商品を保管しておく倉庫をいかに効率よく管理できるかがポイントです。保管場所に長期間空きスペースがあったり、売れずに長期間残っている在庫があればそれだけ無駄なコストが発生することになります。

 

ポイント4:情報処理費

4つ目は情報処理費ですが、商品の仕入れなど、商品管理の効率化を指します。1~3のポイントにもつながりますが、人の手作業を減らし、コンピュータでデータ管理ができるようになれば、ミスや人件費の削減につながるだけでなく、在庫や空きスペースを上手に管理することができ、保管費の削減にも繋がります。

 

物流コスト削減を図ったアウトソーシングはニューウェイへお任せ!

 

今回はコスト面の削減についてご紹介してきましたが、実際に実施するとなると作業のマニュアル化やバーコード管理の導入などには膨大な時間や手間がかかり、出費もかさみます。また、マニュアルやシステムを導入したものの、設備投資が重くなって経営を圧迫するといった事例も数多くあります。そういった課題について、もし自社だけでの解決が難しい場合は専門家である外部事業者にアウトソーシングするのも一つの手段です。

 

株式会社ニューウェイは、流通業や物流業のアウトソーシング事業に特化し、アウトソーシング事業の導入や、物流コストの削減・見直し等、流通全般のサポートを行うことで、時代の需要に合った流通システムの見直しをお手伝いする企業です。

 

これまでのノウハウを活かした上記のようなサービスを低コストでご提供しているため、ご負担も少なく、安心してご依頼いただけます。

 

BtoB、いわゆる百貨店・量販店への流通だけでなく、BtoC事業者であるECサイト運営者の物流や、受発注・コールセンター等のアウトソーシングももちろん可能です。お客様の事業のための最善策を検討し、ご提案させて頂きますので、まずはお気軽に弊社までお問い合わせください!

 

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