流通加工とは?トレンドと流通加工をアウトソーシングする7つのメリット

ワザモノ編集部

アパレル・化粧品・食品といったBtoCビジネスだけでなく、製造業においても流通加工のニーズが高まっています。

ただし手間暇がかかること・マニュアルに沿ったルーチン作業が主であることを考えると、社内に取り込むのが賢明とは思えません。

今回の記事では、流通加工のアウトラインと課題、アウトソーシングによる問題解消などを中心に解説します。

 

そもそも流通加工とは?

流通加工の定義と目的

流通加工とは、物流拠点で行う製商品(または原材料)への加工作業を指し、顧客や流通チャネルのユーザビリティアップ・付加価値プラスを目的としています。

 

各業界で必要とされる流通加工

最も流通加工がおこなわれているのがアパレルで、加工作業も商品の値札やタグ付け・検針・ハンガー掛け・プレス掛け・ロックス・裾上げなど多岐にわたります。

 

食品や化粧品では、セット組み・リボンかけ・フィルム包装などがよく知られています。さらにランニングソー(裁断加工機)を用いた断熱材の前加工、板ガラスのカッティングといった作業も流通加工に回すケースが増えています。

 

流通加工の領域は拡がりつつあり、最近はパソコンのくみってまで手掛ける物流業者も出てきました。

 

各流通加工が拡がる背景

工場のベルトコンベアー等で行う流れ生産は、同一仕様の製品を大量に作るのが得意です。一方でメーカーには、ドラッグ・ホームセンターなどの流通チャネルから、キャッチシール・景品添付・留型仕様・タグ付けなど様々な要求が舞い込みます。

 

相手は得意先ですから、リクエストに応えないわけにはいきません。ただし、作業をすべて工場で請け負うと生産性が一気に落ちてしまいます。

 

同時にこうした作業は、企業にとって本業ではありません。「非コア事業切り離し経営資源を本業に集中したい」そう考える経営トップは少なくないのです。

 

こうした背景のもと、流通加工市場は拡大傾向にあるのです。

 

流通加工の抱える課題

オペレーション特性起因

流通加工作業のオペレーション特性起因は端的にいえば、「苦労ばかり多い単純作業」です。主な特徴として、以下の4つが挙げられます。

・人海戦術、多工数、自動化が難しい
・比較的単純なルーチン作業が多い
・横持輸送の発生
・熟練曲線が上がるまではトラブルが連発

 

得意先起因

得意先起因要因としては突発性が挙げられます。流通チャネルからの要請は突然のケースが少なくありません。社内でも、営業部門のキャンペーン施策等はいきなり舞い込むケースが多いのです。

 

管理特性起因

企業にとってコアビジネスとは、競争力のある商品・サービス開発や顧客との関係性強化であり、残念ながら流通加工はコアビジネスではありません。その一方で、加工資材確保・工数確保・動線設計など運営に手間ばかりかかります。

 

アウトソーシングで課題解決!?なぜ流通加工をアウトソーシングする企業が増えているのか

アウトソーシングをする企業は日々増えています。

 

その理由として、消費者ニーズの多様化に見合った物流を築き上げるため、コア事業に集中したい、工場の生産性を高めたいなどの理由が挙げられます。

 

こうした傾向は、流通加工をはじめとした物流を行う工程の中で一部やすべてを信頼できる物流業者へ委託することで流通加工の手間をはじめとし、拡大し続ける物流市場に対応していこうとしていることが伺えます。

 

流通加工をアウトソーシングすることで得られる7つのメリット

管理面

慣れない流通加工のマネジメントから解放

流通加工のマネジメントから解放されることで、本来の業務やほかに改善が必要な業務などへの対応が可能となります。

 

顧客開拓・商品イノベーション等のコアビジネスに集中できる

本来の業務である顧客開拓や商品イノベーションなどに集中できることにより、さらなる企業成長へと導けるでしょう。

 

対得意先

臨機応変なサービス提供により消費者の満足度向上

アウトソーシングすることで不具合が生じても迅速な対応ができるため、消費者の満足度向上につなげることも可能です。

リレーション強化・深化

消費者などとのリレーションを強化・深化することでより消費者の満足度や関係性をアップすることができるでしょう。

 

オペレーション

プロに任せることによる効率性向上・コスト低減

プロに任せることで効率の良い作業や倉庫運営ができるようになるため、効率性、生産性、コスト削減などのメリットが得られます。

 

スペースの有効活用

プロの目線から自社に最適な倉庫運営を提案、サービスを提供してもらえるためムダなスペースを作ることなく、最適な倉庫運営ができるようになるでしょう。

 

熟練スタッフによるクオリティ向上

熟練スタッフを多数確保することができるうえ、その熟練スタッフを基に既存スタッフのクオリティ向上にも貢献できるかもしれません。

 

自社の信頼度にもつながるからこそ慎重に!流通加工アウトソーサーの選ぶ際のポイント

コスト面

金額だけでなく低コストへの取り組み体制やインセンティブを評価します。ただ単に安いというだけで飛びつかず、自社の物流に合ったサービスを提供してくれるかしっかりと見極めることが大切です。

 

品質面

管理スタッフだけでなく技術・販売の実務担当を見積交渉に立ち会わせる業者を評価します。自社の大切な商品を預けるわけですから、細かいところまで入念にチェックしておいてください。

 

その他

誠実な応対、真摯な受け答え、説得力のある説明などを観察して、総合的に自社のパートナーとしてサポートしてくれるか検討するようにしましょう。

 

お客様と共に消費者の満足度向上を目指す!流通加工は物流のプロ“ニューウェイ”にご相談を

非コアでルーチン作業が多い流通加工ですが、クオリティの低さが顧客におよぼす影響は計り知れません。だからこそアウトソーサー選定にあたっては、生産性向上やコストだけでなく流通加工のクオリティにも十分配慮しましょう。

 

私たちニューウェイは、これまで培ってきたノウハウを元にお客様の企業に最適なサービスを、高い品質でご提供しております。

 

ニューウェイへご依頼いただくことのメリットは大きく3つです。

 

メリット1:アウトソーシングで経営資源を本業に集中

物流業務と一口に言っても、作業計画策定から要員確保・トラック手配、消防法など関連法規対応や関係省庁との調整など実に多岐にわたり、相互が複雑に絡み合います。ニューウェイは煩雑な業務全般をお引き受けするだけでなく、市場拡大するEC事業などのBtoCに特化した受発注・コールセンター等の周辺業務にも対応しています。

 

ニューウェイは、顧客のみなさまが経営資源を本業に集中できるよう、物流面でていねいにサポートしてまいります。

 

流通加工に関してはプレス仕上げ・洗濯ネーム付け・補修などさまざまな作業に対応、さらには得意先指定の検品認証も取得し、顧客が満足するサービスを提供します。

 

メリット2:業界屈指の低コストサービスを提供!

物流の低コストオペレーション実現には、ハンズオン(現場)でのノウハウが欠かせません。創業以来アパレルに特化した物流事業を行ってきたニューウェイは、長年蓄積された経験に基づく知見を駆使してムリ・ムダ・ムラを排除、入出庫・ピッキング・流通加工など全工程を効率化し、業界屈指の低コストを提供します。

 

メリット3:高品質でお客様のもとへお届け!

商品の保管は、一般的に思われているほど簡単な仕事ではありません。温湿度による経時変化・耐衝撃性などの保管条件は商品によってまちまちで、さらには盗難・火災防止など安全面での対応も欠かせません。

 

ニューウェイは品質マネジメントシステムの国際規格(ISO9001)を認証を受けており、教育された社員によって徹底した倉庫管理を行っています。だからこそ、品質を落とすことなくエンドユーザーのもとに大切な商品を届けることができるのです。

 

わたしたちニューウェイは、ご依頼主(生産者・販売事業者)の事業特性を踏まえつつ、サプライヤーからエンドユーザーまでのサプライチェーンを俯瞰して最適な管理を実行します。同時に、プロセス改善提案などあらゆる観点から事業をサポートしています。

 

自社物流の見直しを検討されている企業様、新規事業を立ち上げる企業様など物流に関するお悩みがありましたら、ぜひニューウェイへご相談ください!

まずはお気軽に、弊社までお問い合わせください!

関連記事