新たな物流管理システムで消費者に付加価値をもたらす!注目される新たな物流管理システムとは
ワザモノ編集部
ボーダレスなグローバル競争が激化する中、顧客企業は生き残りをかけ、ビジネスモデルの変革・生産方式革新を続けています。物流業界も、顧客企業の動きに応え付加価値を提供していかなければ、生き残れません。
人材確保が厳しい中で付加価値を創出するには、生産性向上以外が必須です。サクセスドライバーは、かつてないスピードで進化し続けるITを起爆剤とした物流管理システムの刷新である。今回は、日々進化を続ける物流管理システムについて紹介します。
物量増加・人手不足の中で求められる付加価値維持
BtoB・BtoCビジネス双方において、物流機能に対しては高い付加価値提供が求められます。ここでは、必要とされる付加価値を具体的に紹介します。
BtoCビジネスで求められる付加価値
・迅速に商品を届ける
リードタイムの短縮ができれば、購買意欲発生から商品到着までの期間が短くなり、エンドユーザーの満足度向上へとつながります。
・品切れを極力減らす
在庫の最適化を図ることで、品切れ問題を回避でき、エンドユーザーが欲しいと思ったときにお望みの品が手に入ります。これも、消費者としては嬉しいポイントです。
・ネガティブ問題をスムーズに対応する
クレーム・商品回収といったネガティブな問題にも、物流はスムーズに対応しなければいけません。そのおかげで、エンドユーザーが気持ちよく買い物できるうえ、企業への信用度も上がり、今後の売り上げにも貢献してくれるというものです。
BtoBビジネスで求められる付加価値
BtoBビジネスにおける物流機能は、完成品~一次系列~二次系列…と重層的に重なるサプライチェーンにおいて、リードタイム・在庫の最適化を至上命題とします。BtoBにおいても、物流に求められる付加価値は、BtoCと変わらず普遍的なのです。
付加価値に人手がかかるのは当たり前ではない!生産性向上のために取り組まれていること
求められる付加価値は果たさなければいけない一方で、取扱量・品種は増え続け、販路は拡大し、なおかつ人手が確保できないのが現状です。
しかしながら、付加価値に人手がかからない解決策も実現しつつあります。
たとえば、
- 共同配送…各工場で生産された商品を物流センターにまとめ、トラック1台ごとの積載量を最大限活用
- 工場直送…物流拠点に商品を移動させる必要がないため、その分の配送費・人員の削減が可能
- 配送日集約…配送日を集約することでトラック1台の積載率を向上
などが挙げられます。
人手を増やさずにこうした取り組みを効率的に推進するためにも、物流管理システムの導入・見直しが欠かせないのです。
日々進化する物流管理システムの現状とは?物流管理システム刷新で生産性を向上させよう
ここでは、物流管理システムが具体的にどのような進化を成し遂げているのかについてご紹介します。
進化1:ERP第2世代の登場
SAPをはじめとするERPも、クラウド化・AI対応・RPA対応など、従来は課題だった使い勝手が格段に向上しています。
進化2:レガシーシステムとRPAとの親和性
たとえ大企業であっても、コボルで作った業務システム、AS400等の旧式サーバー、スタンドアローン端末が頑張っており、効率化の足を引っ張ってきました。RPAはこうしたレガシーシステムとの親和性が高く、生産性を飛躍的に向上させます。
進化3 どこでもつながるIoTの登場
どこでもつなげるIoTの登場は、トラックGPSとの連動、物流加工情報とのリンク、ピッキング状況のリアルタイム連携に道を開きました。
物流管理のシステム構築は専門家に任すべき!その理由とは
自社でのシステム構築も可能ですが、コスト、期間、専門的な知識が必要となってきます。とくにスピードを優先するなら、専門家に任せるのがベストです。
半導体などの生産現場では、立ち上がり当初の歩留まりが最も悪いとされています。習熟カーブといって、生産経験を重ねるごとに不具合を潰し、ようやく歩留まりを抑えることがわかります。
ITシステムも同じで、自前で立ち上げると、マテハンとの不整合・データ管理でのヒューマンエラー・マニュアル未整備に伴うコナランなど、いきなりトラブルに見舞われることが少なくありません。いままでに多くの経験を積んだベンダーに任せれば、こうしたつまずきを防止できるのです。
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