物流業務でコスト削減を目指す!担当者が知っておくべき物流コストの種類と低減アプローチ

ワザモノ編集部

2020-11-09

多くの企業にとって、「物流」はコスト削減の宝庫であり、ときには企業業績そのものを左右します。ただし、コスト削減をやみくもに進めると、物流品質を低下させ顧客の離反を招きかねません。そこでまずは「物流コストの種類」について知り、輸送・入出庫・保管など「物流各機能」の視点から各コストの削減アプローチを考えてみましょう。

 

物流コストにはさまざまな種類がある

原材料も製商品も、ときには姿かたちを変えつつサプライヤー~工場~ストックセンター~ベンダー倉庫と保管・移転を繰り返します。エンドユーザーに届くまでの過程で、運送・保管・包装・梱包・荷役・流通加工・管理といった物流コストが発生します。

 

運送コスト

荷物を出荷地点から目的地まで運ぶための費用と定義されます。

一般的には、トラックなど運送業者への支払いを意味しますが、運送区間によって配送費・運送費・運賃と呼び方が変わることもあります。とくに拠点間の移動と、拠点からエンドユーザーに届ける配送を明確に区分するケースは少なくありません。

輸出入の場合には、保税倉庫までの陸上輸送費と、保税倉庫からの船舶・航空運賃に区分されます。

 

保管コスト

一般的に保管料は3期制(1日~10日まで、11日~20日まで、21日~末日)または2期制(1日~15日まで、16日~末日)を採用し各期で料金が発生します。

 

期ごとの保管料は、保管料単価×保管積数によって算定。保管積数には一般的にユニット・パレット・体積・重量・数量などが使われます。

 

その他、外部倉庫の一括借り上げによるコストを「賃借料」として別管理する企業もあります。

 

梱包・包装コスト

例えば同じ日用品でも、食品には食品特有の、化粧品には化粧品の包装・梱包形態があります。さらに同じ化粧品でも、品目によって形態は変わります。

 

包装材には紙器類・ダンボール・ウレタン・発泡スチロール、梱包材には梱包フィルム・木枠・アルミケースなど、さまざまな素材が使われ、コストも異なります。その他、荷札・紐・テープなどの副資材や包装・梱包作業料もコストに包含されます。

 

荷役コスト

各物流拠点で、入出庫ヤードから倉庫内に運び込むまたはその逆の作業コストです。

 

アパレル業等では、ストックポイントにおける流通加工費(後述)を荷役コストに包含するケースもあります。

 

グローバル展開する企業の場合、輸出入諸掛(内国消費税・関税・貨物海上保険料・海上運賃・通関料・船積費用等)を荷役コストに含めます。

 

物流管理コスト

コスト計画立案推進・設備投資管理・物流予算統制・各種KPI管理などマネジメントに伴う費用です。

 

物流管理コストは、社内コストと、3PLやコンサルなど社外流出コストに大別されます。社内コストは総人件費に埋もれがちだが、あえて抽出し物流コスト管理を強化する必要があります。

 

調達物流コスト

原材料や仕入商品の引取運賃・買入手数料・荷役費・保険料・検品費・関税は、会計上売上原価に含められます。ただし、物流管理のため「調達物流コスト」として抽出もできます。

 

流通加工コスト

流通加工とは、流通チャネルやエンドユーザーの利便性・商品付加価値向上を目的に、物流拠点において行われるものです。

 

工場で生産効率を上げるため、加工作業を外部業者へ委託しているケースも少なくありません。

 

アパレル業界のパッキング・袋詰め・ハンガーアップ・タグつけなどは有名です。その他、板ガラスの検量・カッティング、ギフト商品の化粧箱・リボンかけも流通加工対象。流通加工は拡大傾向にあり、最近ではパソコン組立まで請け負っているところもあります。

 

物流コスト体質強化3つのメソッド

メソッド1:全体最適で実現

ロジスティクスは近年定着しつつある物流管理で、もともと軍隊用語で「兵站」を意味します。最前線の兵隊に過不足ない実弾や食料を届けるため、スピーディーかつ効率的な戦術を練るのがロジスティクスです。

 

現代の物流も、原材料や製商品を生産・販売現場の第一線に届けるのが使命であります。

 

従来型物流管理が輸送・荷役・流通加工など各機能で部分最適の効率化をめざすのに対し、ロジスティクスは物流全体さらには調達・生産・販売・販促といったサプライチェーン全体を俯瞰し、すばやいオペレーションと低コスト体質を実現します。

 

メソッド2:効率運送と低物流コストの両立

例えばアパレルや化粧品は販売ピークが限られるケースが多く、時機を逸すると陳腐化リスクが高まる。海外から商品を引いてくる場合、エアーを使うのも船便によるタイムロスを避けるためです。

 

一方国内流通では、得意先チャネルからの緊急出荷要請によりチャーター便を使うケースはしばしばあります。

 

売上必達が至上命題の営業はエアーやチャーターを往々にして使いたがる。一方で物流部門は、効率性にも配慮しつつリーズナブルな船便や混載便利用を働き掛けなければいけません。バランス感覚に基づく舵取りが求められます。

 

メソッド3:在庫マネジメント

動かない在庫はスペースを潰し、ムダに保管コストを喰います。邪魔だからと倉庫内でモノを移すだけで荷役料が生じます。最後売れ残れば償却コストまで生じさせかねません。

 

そのため無駄な在庫を縮減し保管コストを抑制しなければいけません。ただし在庫は、物流部門の努力だけでは減らせません。つまりサプライチェーン税体を巻き込む在庫マネジメントが欠かせないのです。

 

自社の物流を一新!物流コストの削減や見直しはニューウェイへ!

グローバルにビジネスが展開し、国境をまたいでのモノの移動があたりまえになった現代、膨張する物流コストの管理はますます重要性を増しています。今までのように、部分最適ではコスト低減は実現できません。

 

物流コストの種類を理解しつつ、企業活動の中で各コストがどのような位置づけにあるかを把握したうえで、全体最適の視点から削減に取り組む必要があります。

 

もしも物流コストの削減をお考えならば、ぜひニューウェイへご相談ください!

 

株式会社ニューウェイは、創業より徹底した「お客様第一主義」としてこれまで培ってきたノウハウを活かして、物流において「高品質」「低コスト」でお客様の事業をサポートさせていただきます。

 

ほかにも、BtoB、いわゆる百貨店・量販店への流通だけでなく、BtoC事業者であるECサイト運営者の物流や、受発注・コールセンター等のアウトソーシングももちろん可能です。

 

販売事業者の視点に立って、売り手のニーズとエンドユーザーのニーズに沿った管理や改善案の提案などあらゆる観点から事業をサポートしています。

 

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