サプライチェーンマネジメント(SCM)の必要性と定着にむけた課題

ワザモノ編集部

最近、サプライチェーンマネジメント(SCM)の用語自体はビジネスパーソンに浸透してきました。SCを統括する組織を置く企業も増えてきており、トップも必要性を認識してきています。

一方で、多くの日本企業でサプライチェーンマネジメント(SCM)が定着しているとは言い切れない。今回は、サプライチェーンマネジメント(SCM)の概念や効用について触れると同時に定着にむけた課題を紹介します。

 

サプライチェーンマネジメント(SCM)とは

サプライチェーンマネジメント(SCM)の概念

サプライチェーンマネジメント(SCM)はコンサル企業ブース・アレン・ハミルトンM.D.ウェバーとK.R.オリバーが1982年に産み出した概念で、以下の2点を基本理念としています。

 

・サプライチェーンを全体最適で管理しボトルネックを解消し、在庫量・アイドルタイムを縮減する

・さらに顧客の信頼確保、経営全体の効率化をめざす

 

サプライチェーンマネジメント(SCM)は社外を巻き込むものである

SCMはサプライチェーンの上流から下流までの一気通貫による管理を目指しており、社内だけでなくサプライヤー・得意先さらにはエンドユーザーまで巻き込んでいきます。

 

これまでとこれからのサプライチェーン

今までのサプライチェーンは、購買・生産・販促・営業など各部門がそれぞれ頑張っていれば良かった、部分最適の時代が続きました。ところが社内外環境の急激な変化とともに、部分最適では立ち行かなくなってきたのです。

 

これからのサプライチェーンには、全体を俯瞰しつつ効率化と迅速な商品供給の両立を実現していくことが求められます。

 

サプライチェーンマネジメント(SCM)はなぜ必要とされるのか

生産調達拠点や販売拠点のグローバル展開

最近では各企業とも生産調達拠点や販売拠点のグローバル展開をすすめています。とくに海外拠点は、ヘッドクオーターが現地事情・法規制を把握したうえで商品供給を統括するマネジメント体制確立が求められます。

 

物流人材の確保

今までは緊急出荷・多頻度配送・チャネル対応梱包などを人海戦術で乗り切ってきましたが、人材確保が難しい中で効率的にサプライチェーンを管理しないと持続できなくなってきました。

 

商品アイテム・流通ルートの多様化

今までは限られたアイテムをリアル店舗に供給するだけですみましたが、コンペティターの参入やECの登場で状況は一変しました。流通ルートも多様化、商品アイテムも急増しよりきめ細かい供給コントロールが不可欠になってきています。

 

サプライチェーンマネジメント(SCM)定着にむけた課題とは

顧客とのリレーション構築

サプライヤーの巻き込みは比較的順調に進むいっぽうで、各企業とも得意先の在庫・配置計画をSCMに組み込めないなど顧客との協働に悩んでいます。

 

組織の壁

組織の利害がぶつかり合う・組織横断の標準ルール不在など、「組織の壁」がボトルネックになっています。社内の努力だけで、壁を解消するのも難しいようです。

 

これらの課題を解決に導くには、どうしても社内だけで検討を重ねても難しいことも多いです。そこで頼りになるのが物流のプロです。

 

サプライチェーンマネジメント(SCM)の構築や物流システムの見直しならニューウェイへお任せを!

SCM定着にむけては、多くの企業が課題を抱えています。だからといって、SCMは事業成長のための必須事項であることに変わりはありません。

 

立ちはだかる課題を乗り越えSCM構築をすすめるには、全社を巻き込んだ推進体制が欠かせません。そして何よりも、SCMに対するトップの意気込みがカギを握っています。

 

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